【卓球】2021WTTスターコンテンダー ドーハ（9/22～25）


9月22日からWTT中東ハブのWTTスターコンテンダー大会がカタールのドーハで開催されます。本戦に先立ち予選が9月20日と9月21日で行われます。

今回のWTT中東ハブではWTTスターコンテンダー大会が開催されます。WTT大会のWTTスターコンテンダー大会とWTTコンテンダー大会は世界ランキング21位以下の選手に出場機会を与え、ポイントおよび賞金を獲得できるようにすることを目標にしているため世界ランキング20位以上(TOP20)の出場選手の人数に制限があります。WTTスターコンテンダー大会はWTTコンテンダー大会より格上の大会のため、TOP20からの出場人数はWTTコンテンダー大会より多くなります(通常4名)。詳細な説明は、「WTT新大会構想の概要」および「WTTスターコンテンダー大会の解説」を参照してください。

今回のWTTコンテンダー ドーハには日本選手は女子5名と男子6名、合計11名が出場します。中国は、今回は4年に1回開催される全中国運動会と日程が重なることやコロナ禍であることもあり参加選手はいません。



ここでは、大会の概要、大会日程、出場選手、ライブ配信の視聴方法を記載します。


１．大会の概要

WTTの大会は昨年までのワールドツアーやチャレンジシリーズと異なる点があります。

(1) 競技種目
    行わる種目は以下の5種目です。
  • 女子シングルス（本戦ベスト48、予選ベスト64）
  • 男子シングルス（本戦ベスト48、予選ベスト64）
  • 女子ダブルス（本戦ベスト16、予選なし）
  • 男子ダブルス（本戦ベスト16、予選なし）
  • 混合ダブルス（本戦ベスト16、予選ベスト32）
(2) 試合方式
  • 女子/男子シングルス（決勝、準決勝）：7ゲームマッチ
  • 女子/男子シングルス（準々決勝まで）：5ゲームマッチ
  • 女子/男子/混合ダブルス：すべて5ゲームマッチ
  • 決勝トーナメントはシングルスはベスト48、男子/女子/混合ダブルスはベスト16から
  • 予選も本戦同様に勝ち抜きのトーナメント方式で行われる

(3) 獲得できる世界ランキング用のポイントはこちらを参照

(4) 賞品総額：200,000米ドル（約2200万円）
シングルス優勝賞金：

WTTコンテンダー大会で得られるポイントについては「各大会で獲得できる世界ランキング用ポイント一覧表」を参照してください。

2. 大会日程

日付 女子シングルス 男子シングルス 女子ダブルス 男子ダブルス 混合ダブルス
9/20（月） 予選トーナメント
 予選トーナメント
 予選トーナメント
9/21（火） 予選トーナメント
 予選トーナメント

予選トーナメント
9/22（水） 決勝トーナメント
1回戦		 決勝トーナメント
１回戦		 決勝トーナメント
1回戦		 決勝トーナメント
1回戦		 決勝トーナメント
1回戦
9/23（木） 2回戦、3回線 2回戦、3回線 決勝トーナメント
準々決勝(2試合)		 決勝トーナメント
準々決勝(2試合)		 決勝トーナメント
準々決勝
9/24（金） 準々決勝 準々決勝 準々決勝(2試合)
準決勝		 準々決勝(2試合)
準決勝		 準決勝
決勝
9/25（土） 準決勝、決勝 準決勝、決勝 決勝 決勝  

3. 出場選手

今大会は、パンデミック下で行われる大会であり、2021年に行われる大会は通常の年より少ないため、以下のようないくつかの特例が設けられています。

  1. シングルスのTOP20の出場選手を4名から8名に増加
  2. シングルスのワイルドカード(WC)は希望者に適用（本戦および予選）
  3. 混合ダブルスの本戦をベスト8からベスト16に変更
女子ダブルス/男子ダブルスは規定通り、予選を行い本戦はベスト16で行います。混合ダブルスの予選は行われません（規定通り）。

また、WTTコンテンダー大会では1か国からの出場人数は6名に制限されていますが、TOP20枠およびワイルドカード枠はこの人数にカウントされません（今大会はワイルドカードおよびWTT選出枠の該当選手がよくわかりません）。


今大会の男女シングルスの本戦（決勝トーナメント）出場は48枠中40枠が次のように確定しています。残り8枠は予選で勝ち抜いた選手になります。

番号（枠） 女子シングルス 枠 男子シングルス
1. TOP20 田志希（14、韓国） TOP20 ディミトリ―・オフチャロフ（7、ドイツ）
2. TOP20 杜凱栞（15、香港） TOP20 ウーゴ・カルデラノ（8、ブラジル）
3. TOP20 佐藤瞳（19、日本） TOP20 張禹珍（12、韓国）
4. TOP20 徐孝元（21、韓国） TOP20 リアム・ピッチフォード（14、イングランド）
5. 21位以下 陳思羽（25、台湾） TOP20 シモン・ゴジ（19、フランス）
6. 21位以下 早田ひな（26、日本） TOP20 黃鎮廷（20、香港）
7. 21位以下 ブリット・エーラント（28、オランダ） 21位以下 李尚洙（22、韓国）
8. 21位以下 ヤン・シャオシン（33、モナコ） 21位以下 ダルコ・ヨルジッチ（25、スロベニア）
9. 21位以下 マルガリータ・ペソツカ（34、ウクライナ） 21位以下 ロベルト・ガルドス（26、オーストリア）
10. 21位以下 ディナ・メシュレフ（35、エジプト） 21位以下 荘智淵（27、台湾）
11. 21位以下 ジャン・モー（38、カナダ） 21位以下 クリスチャン・カールソン（29、スウェーデン）
12. 21位以下 サウェッタブット・スターシニ―（40、タイ） 21位以下 カナック・ジャー（31、米国）
13. 21位以下 芝田沙季（42、日本） 21位以下 トミスラフ・プツァル（34、クロアチア）
14. 21位以下 ブルーナ・タカハシ（47、ブラジル） 21位以下 ワン・ヤン（35、スロバキア）
15. 21位以下 李皓晴（48、香港） 21位以下 グスタボ・ツボイ（37、ブラジル）
16. 21位以下 バルボラ・バラ―ジョバ（53、スロバキア） 21位以下 サティアン・グナナセカラン（38、インド）
17. 21位以下 長崎美柚（57、日本） 21位以下 宇田幸矢（39、日本）
18. 21位以下 鄭先知（58、台湾） 21位以下 エマニュエル・ルベッソン（40、フランス）
19. 21位以下 林叶（61、シンガポール） 21位以下 安宰賢（41、韓国）
20. 21位以下 シャオ・ジエニー（62、ポルトガル） 21位以下 ベネディクト・デューダ（42、ドイツ）
21. 21位以下 崔孝珠（64、韓国） 21位以下 ダニエル・ハベソーン（44、オーストリア）
22. 21位以下 デボラ・ビバレッリ（71、イタリア） 21位以下 アンドレイ・ガチーナ（48、クロアチア）
23. 21位以下 曾尖（74、シンガポール） 21位以下 チウ・ダン（52、ドイツ）
24. 21位以下 サラ・デ=ヌッテ（75、ルクセンブルク） 21位以下 キリル・スカチコフ（53、ロシア）
25. 21位以下 梁夏銀（80、韓国） 21位以下 ポール・ドリンコール（57、イングランド）
26. 21位以下 申裕斌（82、韓国） 21位以下 吉村和弘（58、日本）
27. 21位以下 レイチェル・モレ（83、スイス） 21位以下 イブラヒム・ディアウ（59、セネガル）
28. 21位以下 安藤みなみ（83、日本） 21位以下 ティアゴ・アポローニア（60、ポルトガル）
29. 21位以下 ユアン・ジア・ナン（90、フランス） 21位以下 Vitor ISHYI（64、ブラジル）
30. 21位以下 ティンティン・ホー（94、イングランド） 21位以下 マルセロ・アギーレ（65、パラグアイ）
31. 21位以下 朱成竹（95、香港） 21位以下 ルボミール・ピシュテイ（68、スロバキア）
32. 21位以下 マリア・タイラコワ（96、ロシア） 21位以下 セドリック・ヌイティンク（70、ベルギー）
33. 21位以下 李ジオン（106、韓国） 21位以下 ハーミート・デサイ（71、インド）
34. 21位以下 オルガ・ボロベア（109、ロシア） 21位以下 陳懸案（71、台湾）
35. 21位以下 呉穎嵐（117、香港） 21位以下 ノシャド・アラミアン（73、イラン）
36. 21位以下 アチャナ・ギリシュ・カマス（132、インド） 21位以下 林鐘勲（75、韓国）
37. 21位以下 タチアナ・ククルコワ（139、スロバキア） 21位以下 ジョアン・モンテイロ（79、ポルトガル）
38. 21位以下 スリージャ・アクラ（143、インド） ワイルドC アーメッド・アルモハンナディ（345、カタール）
39. 21位以下 カロライン・ミスチェク（150、オーストリア） ワイルドC モハメッド・アブダルワハブ（370、カタール）
40. 21位以下 蘇珮綾（152、台湾）    
41～48. 予選通過 予選通過選手 予選通過 予選通過選手
  • 女子
    なし
  • 男子
    木造勇人、戸上隼輔、村松雄斗、篠塚大登
　

今大会の出場選手は世界ランキングでの21位以下の順ではなく、アジア選手権出場メンバーが出場しています。これは、アジア選手権が今大会の直後の9月28日から同じドーハで開催されるためです。

女子ダブルスは佐藤瞳/芝田沙季ペアが本戦から、安藤みなみ/長崎美柚ペアが予選から（不戦勝）出場します。男子ダブルスは宇田幸矢/戸上隼輔ペアが本戦から、吉村和弘/木造勇人ペアが予選から出場します。混合ダブルスは予選がなく早田ひな/戸上隼輔ペアが本戦にエントリーしています。

5. ライブ配信の視聴方法

YouTubeのテレビ東京卓球チャンネルとWTTチャンネルでライブ配信スケジュールが発表されました。また、J-SPORTで最終日に生放送があるようです。

以下のサイトでライブ配信がある可能性があります。カタールのドーハは日本と6時間の時差があり、 日本が6時間早いです。つまり、現地の午前10時は日本時間の午前16時になりますので注意が必要です。