【卓球】2026世界ランキング システム

2026年は、2021年1月6日にITTF(世界卓球連盟)から発表された2021年世界ランキングシステム規定(2021ITTF TABLE TENNIS WORLD RANKING REGULATION)から各大会での獲得ポイントで大きな変更がありました。
ここでは、世界ランキングの決定方法について説明します。2026年の変更点はこのページの最後にまとめました。

  1. ITTF卓球世界ランキングの概要は以下の通りです。
    • ITTF認定大会のエントリー選択に使用
    • ITTF認定大会のシード順の決定に使用
    • 7月の世界ランキングからオリンピックのシード決定用ランキングを作成
    • 毎週月曜日に発表
      
WTTの各シリーズの概要については こちらのページを参照してください。

1. 2026年ITTF世界ランキングシステムの概要

卓球選手がITTF認定の国際大会に出場すると、大会の結果、つまり何回戦(ラウンド)まで進んだか(何回戦で負けたか)によってポイントを獲得できます(これを「獲得ポイント」と呼びます)。この獲得ポイントが以下に説明する一定のルールによって積算されたものが「ランキングポイント」です。このランキングポイントが多い順にカテゴリーごとに世界ランキングが作成されます。


  1. ITTF認定大会
    • WTTグランドスマッシュ
    • オリンピック
    • ITTF世界卓球選手権大会(個人戦、団体戦)(ファイナルズ、大陸、地域ステージ)
    • WTTファイナルズ
    • ITTFワールドカップ
    • WTTチャンピオン
    • WTTスターコンテンダー
    • 大陸選手権(アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、アメリカズ)
    • 大陸カップ(アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、アメリカズ)
    • WTTコンテンダー
    • 大陸競技大会(afire、パンアメリカ、アジア、ヨーロッパ)
    • マルチスポーツ競技大会(アジア競技大会、コモンウェルスゲームズなど)での卓球競技
    • WTTフィーダー
    • U21大陸選手権/競技大会(アフリカ、アメリカズ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)
    • U19 WTTユースグランドスマッシュ
    • U19 ITTF世界ユース選手権大会(U19)
    • U19 WTTユーススターコンテンダー(U19)
    • U19 WTTユースコンテンダー(U19)
  2. 世界ランキングが作成されるカテゴリーは以下の通りです。また、世界ランキングはシニアのみになりました。
    • 女子シングルス
    • 男子シングルス
    • 女子ダブルス(ペア)
    • 男子ダブルス(ペア)
    • 女子ダブルス(個人)
    • 男子ダブルス(個人)
    • 混合ダブルス(ペア)
    • 混合ダブルス(個人)
  3. 大会で得られるポイントはその大会での最終成績で決まります。最終成績とは何回戦まで進んだか、つまり何回戦で負けたかで「1回戦敗退」や「準決勝敗退」、または「優勝」などです。同じ大会では、最終成績が良ければ獲得するポイントも高くなります。
  4. 同じ最終成績でも大会の「格」によって獲得ポイントは異なります。例えばシングルスの「優勝」の場合、通常のWTTチャンピオンシリーズでは1000ポイントですが、格上のワールドカップでは1500ポイント、一番格上のオリンピックと世界卓球選手権では2000ポイントになります。
  5. 大会で獲得したポイントの有効期限は1年間です。その獲得ポイントが有効になった翌年の同じ週に無効になります(2020年の世界ランキングシステムでは世界選手権は2年後の同じ種目(個人戦または団体戦)が行われますまで、ワールドカップや大陸カップは翌年の同一大会まで有効でした)。
  6. ランキングポイントは、有効な獲得ポイントのうち大きなポイントを8個合計したポイントになります。
  7. ランキングを決定する場合、ランキングポイント(8大会分の合計)が多い順で順位が決定します。

2. ポイント表

2.1 各大会での獲得ポイント

各大会の最終結果(敗退した回戦)での獲得ポイントは以下のとおりです。「F」は準優勝、「SF」は準決勝敗退、「QF」は準々決勝敗退(ベスト8敗退)、「R16」はベスト16敗退、「R32」はベスト32敗退となります。 また、「QR1」は予選1回戦敗退、「QR2」は予選2回戦敗退のようになります。予選で勝ち抜いて本戦に進んだ場合は、本戦での獲得ポイントに「QUAL」のポイントがその大会での加算されたものが獲得ポイントになります。
ここでは、シングルスのポイント表を記載します。

   
大会/ラウンド 優勝 F SF QF R16 R32 R64 R128 QUAL QER QR4 QR3 QR2 QR1
オリンピック 2000 1400 900 580 380 100 20 5
WTTグランドスマッシュ 2000 1400 900 580 380 100 20 50 45 20(or30) 10
世界選手権 2000 1400 900 580 380 250 70 10  
WTTファイナル 1500 1050 680 450 100
ITTFワールドカップ 1500 1050 680 450 300
WTTチャンピオン 1000 700 450 300 140 15  
WTTスターコンテンダー(Q64) 600 420 270 175 115 30 5 20 12 8 3
WTTスターコンテンダー(Q96) 600 420 270 175 115 30 5 20 15 10 6 3
大陸カップ 500 350 175 90 10
大陸選手権/競技大会 500 350 175 90 45      
WTTコンテンダー(Q64) 400 280 180 120 30 4 15 10 6 2
WTTコンテンダー(Q96/128) 400 280 180 120 30 4 15 15 12 7 4 2
WTTフィーダー(MD32) 125 90 60 40 10 2   8 8 6 3 2 1
WTTフィーダー(MD48) 125 90 60 40 25 8 2 8 8 6 3 2 1
マルチスポーツ競技会 A 100 70 35 20 10
ITTF WTTC 大陸ステージ 100 70 35 20 10    
ITTF WTTC 地域ステージ 75 55 25 15 5    
ユースグランドスマッシュ(U19) 50 35 22 15 10 2 1
世界ユース選手権(U19) 50 35 22 15 4 2
WTTユーススターコンテンダー(U19) 30 20 12 8 2 1
マルチスポーツ競技会 B 30 20 10 5 2
大陸選手権/競技大会(U21) 20 15 8 4 2
WTTユースコンテンダー(U19) 10 7 5 3 1
  

(メモ)* Q48は予選が48名まで、Q64は予選が64名まで、Q96は予選が96名までです。
** 予選はグループリーグで行われ、1勝につき1ポイントになります。

[2021/6/17]国際大会(International Event)の最初のラウンド(1回戦や2回戦)での敗退時のポイントを増加
また、U21大陸選手権/競技大会が世界ランキングの対象大会に追加されました。
[2022/7/14]WTTフィーダーのポイント変更。「大陸選手権/競技大会(U21)」を追加

       

2.2 2026年ランキングポイントの変更点:SF/QF/R16の獲得ポイントが大幅増

2026年の世界ランキングレギュレーションの大きな変更点はITTF認定のシニア大会の準決勝敗退(SF)、準々決勝敗退(QF)、R16敗退の獲得ポイントが大幅に増えたことです

(獲得ポイントの変更点)

  • 準決勝敗退:優勝ポイントの35%を45%に増加
  • 準々決勝敗退:優勝ポイントの17.5%を30%(または29%)に増加
  • R16敗退:優勝ポイントの約9%を14~19%に増加