2日目:伊藤美誠、丹羽孝季、吉田雅己が準々決勝へ

 ドバイ・オープン2日目(2/24)は男女ダブルス準々決勝準決勝と男女シングルス2回戦が行われました。

女子ダブルス:「かすみう」ペアは準々決勝で敗退

 女子ダブルスの準々決勝で石川佳純と平野美宇の「かすみう」ペアは香港の杜凱栞/李皓晴ペアと対戦しましたが、6-11、11-7、10-12、13-11、6-11とオールゲームの末敗れました。勝てば次の準決勝で中国の陳夢/王曼昱ペアとの対戦で石川佳純がシングルスの雪辱をするチャンスだったので残念です。ちなみに香港の杜凱栞は今回U21で優勝しています。

男子ダブルス:森薗/大島ペアが決勝に進出

 男子ダブルスでは森薗政宗/大島祐哉のペアが準々決勝で台湾のペアに3-1、準決勝でベルギーのペアに3-0で勝ち最終日の決勝に駒を進めました。決勝ではスウェーデンのクリスティアン・カールソン/マティアス・カールソンのペアと対戦します。このペアは準々決勝で中国ペアに3-0で勝ったフランスのペアを準決勝で3-1で下してますのでかなり手ごわそうです。ちなみにこの二人誕生日は同じ年の1か月違いなので兄弟ではないと思います。

女子シングルス:日本人同士の対決は伊藤美誠に軍配

 2回戦で早速日本人同士が当たってしまいました。日本人はたくさん参加しているのでしかたないです。女子シングルス2回戦の伊藤美誠と加藤美優。ふたりとも5月の世界卓球のメンバーで昨年優勝した世界ジュニアのチームメイト、1歳違いで昔からよく対戦していてお互いに知り尽くしています。伊藤美誠は世界ランク7位、加藤美優が34位と伊藤美誠が格上ですが、加藤美優は1回戦で世界ランキング12位の韓国のチョン・ジヒをオールゲームで退けてますので手の内をよく知っている者同士としては互角なのではないでしょうか。伊藤美誠は立ち上がりは様子を見たのか、7-11で落とし、第2ゲームも中盤まで大きく先行されていました。しかし、そこから修正し第2ゲームを逆転して11-7で取ると、第3ゲームから11-8、11-7、11-9と連取して勝ちました。しかし、ゲーム内容では同点に並ばれることも多く結構競っていたと思います。しかし、終盤に集中力を上げてポイントを取って勝ち切るあたりはやはり経験の差だと思います。この終盤で勝ち切る集中力は、リオオリンピックの団体戦準決勝で大きくリードしていた最終ゲームを落とした悔しさからくるものでしょう。次は3日目の準々決勝ですが、対戦相手は石川佳純を1回戦でストレートで破った中国若手ナンバー1の王曼昱(ワンマンユ)です。伊藤美誠にはぜひ石川佳純の敵を討ってほしいところです。一方、世界ランキングのない王曼昱は国際試合の最初の4試合の結果で世界ランキングに最初に登場するポイントが決まるので石川佳純に続きトップ10の選手を倒しておきたいところでしょう。伊藤美誠と王曼昱の対戦は、最近はありません。これは王曼昱が国内リーグに集中していたためと思われます。3年前の2014年に韓国オープンと世界ジュニアで対戦していてそれぞれ2-4、0-4で伊藤美誠が負けています。


女子シングルス2回戦:伊藤美誠 vs 加藤美優 (ビデオ)


 もう一人、女子シングルス2回戦に進出した森薗美咲ですが、台湾の鄭怡静(チェン・イーチン)に1-4(11-8、7-11、5-11、4-11、10-12)で敗れてしまいました。鄭怡静は昨年のワールドカップで平野美宇が決勝でストレートで破った選手です。とはいえ、現在世界ランキング5位なのでかなり格上との試合ではありました。

 ここで、女子シングルスでベスト8に残った注目選手に触れておきます。


  • 王曼昱(ワンマンユ、18歳、世界ランキングなし) 中国若手ナンバー1、昨年丁寧と劉詩文の勝っている
  • 陳夢(中国、23歳、世界ランキング8位) 2回戦でドイツのハン・インに4-2で勝利
  • 顧玉婷(中国、22歳、世界ランキングなし) 中国若手ナンバー2、平野美宇、今回U21優勝の杜凱栞に勝利
  • 馮天薇(シンガポール、世界ランキング4位) 昨年WCとGFで平野美宇、リオ五輪で伊藤美誠に敗退
  • 単暁娜(ドイツ、世界ランキング22位) 2回戦で昨年グランドファイナル優勝の朱雨玲(中国)に勝利

男子シングルス:丹羽孝季、吉田雅己が2回戦進出

 男子シングルスは2回戦が行われました。丹羽孝季は中国の張継科との対戦でしたが張継科がけがで棄権し準々決勝進出となりました。吉田雅己もドイツのオフチャロフ4-2(11-6、6-11、4-11、11-7、11-9、11-8)で勝ち準々決勝進出です。オフチャロフは最新の2017年2月の世界ランキンで5位の選手です。吉田雅己は世界ランキング72位で今回推薦がなく自主参加で予選からの勝ち上がりなので大健闘なのではないでしょうか。準々決勝は丹羽孝季は世界ランキング9位の台湾の荘智淵と、吉田雅己は世界ランキング2位の中国の樊振東と対戦します。

3日目の日本選手の試合予定

  • 女子シングルス:伊藤美誠 vs 王曼 14:30 (Table1)
  • 男子シングルス:
    • 丹羽孝季 vs 荘智淵(台湾) 16:45(Table1)
    • 吉田雅己 vs 樊振東(中国) 16:00(Table1)
(時間は現地時間。日本との時差は6時間です(14:30は20:30))

中継がITTFのインターネットライブ放送(ITTV)で視れます。