【卓球】 2017オーストラリアオープンが開催(7/4~7/7)

 卓球の2017オーストラリアオープンの本戦が7月4日からオーストラリアのゴールドコーストで始まります。本戦に先立って、男女シングルスの予選およびU21の男女シングルスが行われます。ジャパンオープン、中国オープンに続いて、今回もワールドツアープラチナ大会であり賞金やポイントも大きいのですが、中国男子選手が参加せず、他のトップ10の選手も3選手しか参加していないので盛り上がりに欠けます。女子は中国の6選手が参加し日本をはじめアジアの主要選手が参加しています。日本からは派遣と自主参加を合わせて25人が参加しています。

 ということで、今回も日程と見どころをまとめています。

1. 試合日程

7/2 U21男子・女子シングルス1/2回戦/準々決勝、男子・女子シングルス予選
7/3 U21男子・女子シングルス準決勝/決勝、男子・女子シングルス予算
7/4 男子・女子シングルス1回戦、男子・女子ダブルス1回戦

7/5 男子・女子シングルス2回戦、男子・女子ダブルス準々決勝/準決勝

7/6 男子・女子シングルス準々決勝/準決勝

7/7 男子・女子シングルス決勝、男子・女子ダブルス決勝


今回はシングルスはシードが16選手で、残りの16枠は3~4人のリーグ戦で決めるようです。ダブルスは男女とも15ペアしか参加がないため予選はなく第1シードは1回戦は不戦勝です。

2. 参加選手

 日本からは協会派遣、自主参加含め総勢25選手が参加します。遠方なので自主参加が少なくジャパンオープンや中国オープンほど大勢での参加にはならなかったようです。また、木造勇人や木原美悠など日程が重複しているジュニアアジア選手権の方に参加した選手がいたことも要因のようです。


主な日本選手は以下のとおりです。

・男子

水谷隼、丹羽孝季、大島裕哉、張本智和、吉村真晴、松平健太、吉田雅己、上田仁

・女子

石川佳純、平野美宇、伊藤美誠、佐藤瞳、早田ひな、浜本由惟、加藤美優、橋本帆乃香


中国からは、男子は先日の中国オープンでの事件があり誰も参加していません。女子は丁寧と劉詩ウェンが先月のジャパンオープン同様、出場を回避しましたが、朱雨玲と陳夢は出場します。さらに、王曼昱(ワンマンユ)、顧玉婷(グユーチン)、陳幸同(チェンシントン)、張薔(チャンシャン)の若手4選手が参加しいつもどおりの6名です。王曼昱顧玉婷、陳幸同は今年すでにワールドツアーへ参加していますが、張薔は今年のワールドツアーは初参戦と思われます。張薔は平野美宇が昨年中国スーパーリーグに参戦したときのチームメートで仲がよかったようで空港でじゃれあっている映像も残っています。この4名の若手選手は予選から開始ですが確実に本戦に上がってくると思われます。また、ジャパンオープンで優勝し中国オープンでも準優勝した孫穎莎(スンインシャ)は日程が重複して開催されているジュニアアジア選手権に参加しているため今大会には参加していません。


<空港で張薔とビデオチャットで遊ぶ平野美宇の動画>

3. 見どころ

 女子シングルスは、やはり日本選手対中国選手の対戦が注目になります。シード16選手の内8選手が日本選手なので日本選手同士の対戦もあると思いますが、中国の若手4選手が予選を確実に勝ち上がれば中国選手も6選手になるため日本選手と中国選手の対戦が多くなると思います。誰と誰が対戦するかは予選が終わって本戦の最終組み合わせが決定するまでわかりませんが、陳夢や朱雨玲と同等の力のある王曼昱がどこに入ってくるかは大きなポイントです。また、そろそろ平野美宇と王曼昱の対戦も見たいものです。

(追記 2017/7/3 夜)

本日予選が終わり予選通過者が決まり、本戦の最終の組み合わせが決定しました。中国の予選から出場の若手4選手はやはり問題なく本戦に進出しました。日本選手も、U21で優勝の芝田沙紀と準優勝の塩見真希がシングルスでも本戦に進出したほか森さくらと前田美優も本戦に進出しました。その結果、女子シングルスは1回戦32選手中12選手が日本選手、6選手が中国選手となりましたが幸い日本選手同士、中国選手同士の対戦はなく、期待どおり日本選手と中国選手の対戦が1回戦から目白押しです。以下にまとめます(ゴールドコーストと日本の時差は-1時間でゴールドコーストの方が1時間早いです)。

1)平野美宇 vs 顧玉婷(グユーチン):7/4 18:20(日本時間17:20) Table1

平野美宇は今年2月のワールドツアープラチナのカタールオープンの1回戦で対戦しゲームカウント1-4で負けています。顧玉婷はそのまま勝ち進み準決勝で同じ中国の王曼昱に負けています。平野美宇は故障で調子を落としていた時期だったので、今回はアジア女王としてリベンジしてもらいたいところです。

2)石川佳純 vs 陳幸同(チェンシントン):7/4 14:20 Table1

陳幸同は20歳の選手です。過去に一度対戦し石川佳純が勝っていますが2014年の対戦なのであまり参考にはなりません。今年は王曼昱に2回負けているので、ここらで一度中国の若手に勝っておきたいところです。

3)伊藤美誠 vs 張薔(チャンシャン):7/4 17:30 Table1

過去の対戦はありません。平野美宇がチームメートだった張薔とは早めに当たってほしくないと思っていたので、とりあえず平野美宇と当たらなくてよかったです。伊藤美誠は、ジャパンオープンで王曼昱には2-4で負けましたが、陳可には4-3で勝っています。張薔は他のメンバーのような固定メンバーでなく陳可と同じぐらいのレベルと考えられますので勝てる可能性はあります。とは言え、ジャパンオープンで優勝した孫穎莎(スンインシャ)のような場合もあるので注意が必要です。

4)佐藤瞳 vs 王曼昱(ワンマンユ):7/4 14:20 Table3

2014年にジュニアの大会で対戦し佐藤瞳が2-4で負けていますが、こちらもあまり参考にはなりません。ジャパンオープンで16歳の孫穎莎に負けたものの中国の10代ではナンバー1と言われている王曼昱を、今年になって国際大会で活躍し好調の佐藤瞳がカット打ちでいかにくずせるかがかぎです。王曼昱は先般のジャパンオープンでは、予選で0-3から4ゲーム連取で辛勝し、伊藤美誠との対戦でも2ゲームを先取されたあとに4ゲーム連取して勝ったように立ち上がりが悪いようなので調子に乗せなければ勝てる余地はあると思います。


こう見ると日本の主力選手が1回戦から中国の若手選手と当たっているようなので、ここでは敗退しないようにしてほしいものです。

男子シングルスは、上田仁と吉田雅己が予選から勝ち上がり日本選手は9名になりました。1回戦は日本人同士の対戦はありません。予選から本戦に進出した選手にはランキング100位前後の選手も多いのでシード選手は確実に2回戦に進んでほしいです。1回戦では張本智和の対戦の韓国のリム・ジョンフンは世界ランキングは64位ですが今年4月の韓国オープンで負けている相手なので注意が必要です。また、シード選手と対戦する上田仁と吉田雅己も頑張ってほしいですね。

(追記終了)


 ダブルスは、予選がないためオーストラリア、ニュージーランド、インドから参加の世界ランキングが100位以上かない選手のペアが多いため実質ベスト8からの戦いになりますが、石川佳純/浜本由惟ペアはくじ運悪く1回戦(ベスト16)で中国の王曼昱/陳幸同ペアと当たります。伊藤美誠/早田ひなペアは1回戦は楽勝で2回戦も勝てると思いますが、石川佳純/浜本由惟ペアと同じ後半の山にいるため石川/浜本ペアが中国ペアに勝っても準決勝で当たります。前半の山からは朱雨玲/陳夢ペアが確実に上がってくると思われるので、石川/浜本ペアか伊藤/早田ペアが中国の若手ペアに勝って中国ペア同士の決勝戦を阻止できるかどうかが見どころです。


今わかっている対戦で見逃せないのは、次の対戦。

7/4 10:45(現地時間) 石川佳純/浜本由惟 vs 王曼昱/陳幸同


なお、ライブ方法は国際卓球連盟のインターネット放送itTVで視ることができます。