【卓球】 2019ポルトガルオープンが開催(2/15~17)

 2019ポルトガルオープンが2月15日からポルトガルのリスボンで始まります。今年のポルトガルオープンはチャレンジプラスという新しいカテゴリの大会として開催されます。チャレンジプラスは、2019年から新たに設定された大会のカテゴリで、ワールドツアーと従来のチャレンジシリーズとの間の大会として格付けられ獲得できる世界ランキング用のポイントもワールドツアーより低く従来のチャレンジシリーズより高くなります(詳細は2019ITTFランキングシステムの「大会種類別のポイント表の「チャレンジシリーズ/チャレンジプラス」のタブを参照してください)。チャレンジプラス大会は2019年は6回開催されます。


 今年最初のチャレンジプラス大会であるポルトガルオープンには、地元ヨーロッパ勢だけでなく中国などアジアからも多くの選手が出場しています。これは、2月にはヨーロッパや米大陸のカップ戦はありましたが、ワールドツアーは1月中旬のハンガリーオープンの後は3月下旬まで開催されないため少しでもポイントを稼ごうということもあると思います。日本選手も加藤美優や早田ひな、ミキハウス勢など男女共若手が出場しています。


本戦(決勝トーナメント)は2月15日からですが、本戦に先立って2月13日から予選が行われます。


大会の概要、大会日程、出場選手、見どころ、ライブ配信の視聴方法についてまとめました。

1. 大会の概要

 今大会はチャレンジプラスの大会なので優勝で獲得できる世界ランキング用のポイントは1100ポイントです。ワールドツアーは、1800ポイント、チャレンジシリーズは850ポイントなのでその間になります。チャレンジプラス大会はワールドツアーではないのでT2ダイヤモンドやグランドファイナルへの出場に必要となるワールドツアーポイントは獲得できません(詳細はこちら)。


 開催される種目は、女子と男子のシングルス、女子と男子のダブルス、混のダブルス、U21の女子と男子のシングルスです。


 ワールドツアーが3月下旬のドイツオープンまでないので地元ヨーロッパの選手が多く出場しているほかアジアからも選手が出場し、女子は130名、男子は171名がエントリーしています。

2. 大会日程

 日付種目/ラウンド 
 2/13(水) 男子シングルス 予選トーナメント (1、2回戦)
 女子シングルス 予選トーナメント (1回戦)
 男子・女子ダブルス 予選トーナメント(1回戦)
 U21男子・女子シングルス 1回戦(R64)
 2/14(木)男子シングルス 予選トーナメント 3回戦(R64)
女子シングルス 予選トーナメント 2回戦(R64)
 男子・女子ダブルス 予選トーナメント 2回戦、3回戦(R16)
 混合ダブルス 予選トーナメント 1回戦(R16)
 U21男子・女子シングルス 2回戦、3回戦(R16)
 2/15(金)
 男子・女子シングルス 決勝トーナメント 1回戦(R64)、2回戦
男子・女子ダブルス 決勝トーナメント 1回戦R16)
 混合ダブルス 決勝トーナメント 1回戦(R16)、準々決勝
U21男子・女子シングルス 準々決勝
 2/16(土)男子・女子シングルス 決勝トーナメント 3回戦、準々決勝
 男子・女子ダブルス 決勝トーナメント 準々決勝、準決勝
混合ダブルス 決勝トーナメント 準決勝、 決勝
 U21男子・女子シングルス 準決勝、決勝
 2/17(日)男子・女子ダブルス 決勝トーナメント 決勝
 男子・女子シングルス 決勝トーナメント 準決勝、決勝
 シングルスの決勝トーナメントはR64(ベスト64)から開始するため、シードが原則32選手で、残りの32枠は予選から進出します。今回は予選から開始する選手は男子171名、女子130名でウェイティングリストになっている選手はなく、かなり多いです。チャレンジプラスの予選は決勝トーナメント(本戦)同様に1度負けたら敗退のトーナメント方式で行われ、グループリーグは行われません。今大会では、男子は3回戦まで(R256からR64)行いベスト32を、女子は2回戦まで(R128からR64)行いベスト32を決め、この32名が本戦に進出します。

 ダブルスはシードが8ペアで予選で残り8枠を決定します。予選から開始するのは男子と女子のダブルスでは制限されていませんが、混合ダブルスでは16ペアに制限されています。このため、男子と女子のダブルスは3回戦のトーナメントを行い予選通過の8ペアを決めます。混合ダブルスでは、1回戦のみ行い本戦に進む8ペアを決めます。

 U21は予選がありません。出場者は男女とも64選手以下なのでR64から開始します。

3. 出場選手

 日本選手は以下のとおりです。(太字はシングルスのシード選手です。)

・女子

佐藤瞳芝田沙季加藤美優橋本帆乃香早田ひな大藤沙月*、森さくら、相馬夢乃*、小塩遥菜*、成本綾海

・男子

宇田幸矢戸上隼輔、曽根翔、篠塚大登、松山祐季、金光宏暢、高見真己

(* はU21にも出場する選手です)


 女子ダブルスは芝田沙季/大藤沙月ペア、相馬夢乃/小塩遥菜のカットマンペア、男子ダブルスは曽根翔/篠塚大登、宇田幸矢/戸上隼輔、松山祐季/高見真己の3ペアが出場します。混合ダブルスに出場するペアはありません。

 シングルスには全選手が出場します。シード選手は32名なので女子は世界ランキング57位の大藤沙月までが6選手がシードです。中国を除いて日本も含め世界ランキング50位以内の選手の出場が少なく9選手しかいないので、世界ランキング92位の宇田幸矢がシードに入っています。女子も世界ランキング50位以内の選手は15選手なので世界ランキングが114位の選手もシードに入っています。


 今年1月の世界ランキングの記事のトピックにも書きましたが、1月の世界ランキングの4位、5位、6位の選手のランキングポイントを構成する8大会のポイントの中にチャレンジプラスの優勝ポイントの1100ポイント前後のポイントが含まれていることや、ワールドツアーなどの準々決勝敗退などのポイントが減少していることを考えると、チャレンジプラス大会はもっと重視されていいと思うのですがどうもそうなっていないようです。今回は中国が世界ランキング5位の劉詩雯、4位の林高遠、20位で昨年11月のオーストリアオープンで優勝した梁靖崑、ユース五輪優勝の王楚欽、世界ジュニア優勝の徐海東を出場させていますが、中国も他のメンバーはワールドツアーへの出場機会の少ない選手や若手が多いようです。


次に中国選手についても見てみます。

 中国選手は女子11名、男子15名と多いですが、女子の劉詩雯、男子の林高遠、梁靖崑、王楚欽を除くと、通常あまりワールドツアーに出場しない選手や若い選手が中心です。とはいえ、中国超級リーグやジュニアの国際大会で活躍している選手が中心なのではかなり強いとは思います。


以下に出場する選手を挙げます。


女子:劉詩雯範思琪(FAN Siqi)*黄頴琦李佳原(LI Jiayuan)郭雨涵(GUO Yuhan)胡麗梅楊蕙菁(YANG Huijing)張繽月(ZHANG Binyue)吳洋晨(WU Yangchen)*、蒯曼(KUAI Man)*CHEN Yi*

男子:林高遠梁靖崑王楚欽張煜東(ZHANG Yudong)劉夜泊(Liu Yebo)*、曹巍(Cao Wei)、徐海東牛冠凱徐瑛彬向鵬*曾蓓勛(ZENG Beixun)*、孫聞(Sun Wen)、于何一(Yu Heyi)、賽林威(SAI Linwei)*、全开源(QUAN Kaiyuan)

4. ライブ配信の視聴方法

 以下のサイトでライブ配信がある可能性があります(今回配信対象の卓球台(Table)はTable 1(T1)~Table 2(T2) です)。ポルトガルのリスボンは日本と9時間時差があり、日本が9時間早いです。つまり、現地の10時は日本の19時になりますので注意が必要です。


  • itTV(ITTF(国際卓球連盟)の配信サイト)
  https://tv.ittf.com/
  http://www.laola1.tv/en-int/live-schedule

また、ライブスコアは ITTFの以下のポルトガルオープンのページの「Draw & Results」にある「Live Scoring Running now」をクリックして視ることができます。


2019Challenge
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