【卓球】 2019 T2ダイヤモンドの詳細

 2019年からITTFのシニアの世界ランキングの対象になるツアーとして、T2ダイヤモンドとチャレンジプラスが追加されました。


チャレンジプラスは昨年発表されたレギュレーションで獲得できるポイントも発表されていましたが、T2ダイヤモンドについては以下の点が分かっているだけでした。

  1. ワールドツアープラチナより上位、グランドファイナルより下位の大会
  2. 出場選手は男女各16名(うち2名はワイルドカード)
  3. 選手の選出はランキングポイントではなくワールドツアースタンディングの順位で決定する
  4. ランキングポイントに算入できるポイントを獲得できる
このため、実際にどのぐらいのポイントが獲得できるかが不明でした。

そして、今年(2019年)の1月15日にやっと詳細な情報が発表されました。発表された資料では、ランキングポイントに算入できるポイントの内容だけでなく上記の出場選手の選出方法に関する変更、さらに特殊な試合方式についても詳細に記載されていました。

ここでは、その最終発表(たぶん)に基づいてT2ダイヤモンドについてまとめておきたいと思います。

1. 2019年の大会

2019年はT2ダイヤモンドが3回開催され、日程は次のように決まっています。


  • EVENT1:7/18~7/21 ジョホールバル(マレーシア)
  • EVENT2:9/26~9/29       海口(中国、海南省)
  • EVENT3:11/28~12/1     シンガポール
[2019/4/81追記:開催地は1/15時点で未定でしたが3/26の「卓球王国」のWebサイトに開催地発表のニュースが出ていたので開催地を追加しました。

2. 出場選手

 出場選手は次の基準で男女各16選手が選ばれることになりました。


  1. ワールドツアーランキングの上位15名
  2. 開催地の選手1名(ただし、世界ランキング50位以内の選手)
ただし、(2)の開催地の選手が(1)の上位15名に含まれる場合は、ワールドツアーランキングの上位16名になります。

「ワールドツアーランキング」(「ワールドツアースタンディング」とも言います)とは、ワールドツアーとワールドツアープラチナの2種類の大会でのみで与えられるワールドツアーポイントの累積ポイントによる順位表のことで、今まではグランドファイナルの出場選手の決定にのみ使用されてきました。ちなみに、累積ポイントに加算する大会数に制限はありませんが、2019年のワールドツアースタンディングは2019年の大会の結果のみに基づきます。なお、各大会で獲得できるワールドツアーポイント(シングルス)は次のようになっています。
[2019/6/9追記]開催国の選手は世界ランキング50位以内という制限があることがわかったので追加しました。
 最終成績ワールドツアープラチナワールドツアー 
 優勝 500(ポイント)250
 準優勝 300 125
準決勝  200 63
 準々決勝 100 31
 ベスト16(R16) 50 16
 ベスト32(R32) 25 8

なお、最新のワールドツアーランキングはITTFのこちらのページで確認できます。


また、いつ時点のワールドツアースタンディングで各T2ダイヤモンド大会の出場者を決定するのかは以下のように決まっています。

 開催期間
開催地  出場選手決定日
EVENT1  7/18~7/21未定
 6/3(中国オープン後)
EVENT2  9/26~9/29 未定 7/15(オーストラリアオープン後)
EVENT3  11/28~12/1 未定10/14(ドイツオープン後) 

EVENT1はハンガリーオープン、カタールオープン、中国オープンの3大会のワールドツアーポイントの合計で決まるワールドツアーランキングで出場選手が決定します。EVENT2はハンガリーオープンからオーストラリアオープンまでの7大会、EVENT3はハンガリーオープンからドイツオープンまでの11大会のワールドツアーポイントの合計で決まるワールドツアーランキングで出場者が決定します。

2019 T2ダイヤモンドとワールドツアー

3. T2ダイヤモンドで獲得できるポイント

1/15の発表で、T2ダイヤモンド大会で世界ランキング用のポイントが獲得できる点は変わっていませんが、その扱いについてはワールドツアーなどほかの大会のポイントとは異なる扱いになっています。


まず、獲得できるポイントの表を示します。

 最終成績獲得ポイント
 優勝 1000
 準優勝 800
3位
 700
 4位 600
 準々決勝敗退 500
 ベスト16(R16) 400

すぐ気付くのはポイントがワールドツアーより低いことです。しかし、その代わりにT2ダイアモンドで獲得できる世界ランキング用のポイントには特別なルールがあります。それは、ランキングポイントに算入する8大会とは別枠で加算できるということです。つまり、通常の大会での獲得ポイントについてはその中で最も高いポイントから8大会分の合計でランキングポイントが決まりますが、T2ダイヤモンドのポイントはほかのポイントと入れ替えるのではなくそのまま加算されます。つまり、2019年のランキングポイントの構成は次のようになりT2ダイヤモンドの3大会すべてに出場した選手の場合、11大会の合計になります。

 (1) 獲得したランキング用ポイントで高いものから8個の合計
 (2) EVENT1で獲得したポイント
 (3) EVENT2で獲得したポイント
 (4) EVENT3で獲得したポイント
 ランキングポイント = (1) + (2) + (3) + (4)

4.  試合方式

 T2ダイヤモンドは16選手による勝ち抜きのトーナメント方式(ノックアウト方式)で優勝が争われます。また3位決定戦があり1位~4位までが個別に決まります。


試合はワールドツアーなどとは異なる、次のような独自のルールで行われます。


  1. 7ゲームマッチの4ゲーム先取
  2. 1ゲームは11ポイント先取または5ポイント先取(デュースなし)
    • 試合開始後24分までに始めたゲームは11ポイント先取
    • 試合開始後24分以降に開始したゲームは5ポイント先取(プレーオフゲーム)
  3. マルチボールシステムを採用
  4. ゲーム間の休憩は45秒以内、タオルタイムは30秒以内(6ポイント毎)
  5. ラリーとラリーの間は15秒以内
勘違いしそうなのは、24分を越えた場合に2018年のT2 APACのようにKILLゲーム1試合になると勘違いしそうですが、そうではなく、24分より前に始めた試合は24分が過ぎてもどちらかが11ポイントを取るまで行うということ。また、その時点で勝敗が決まっていない場合、つまりどちらかが4ゲームを取っていない場合はどちらかが4ゲームを取るまで試合は引き続き行われるが、以降のゲームはすべてプレーオフゲーム(5ポイント先取)になるということです。

5. 賞金

 T2ダイヤモンドの大会は賞金額が高いことも特徴の1つです。

1つの大会の賞金総額は50万米ドル(男女それぞれ25万米ドル)になっています。


結果によって獲得できる賞金は次のとおりです。
 最終成績賞金(米ドル)
 優勝10万
 準優勝5万
3位
 2万
 4位12,000
 準々決勝敗退 7,000
 ベスト16(R16) 5,000

また、3大会で得たポイントの合計が最も多い選手を「T2ダイヤモンド2019チャンピオン」と称するらしいです。これについては、単に表彰するだけなのか、アワードや賞金などがあるのかは現時点では不明です。

6. 関連ページ

T2 APACのホームぺージは次の場所にあります。


https://t2apac.com/