【卓球】 2019世界選手権 男子シングルス本戦の組み合わせの考察

 ここでは、「トーナメントの組み合わせ(ドロー)の決め方」で説明した方法で決まる場合の男子シングルスの組み合わせを、日本選手と中国選手や上位選手との位置関係を中心に見てみたいと思います。

本戦はシード選手64選手と予選通過64選手の128選手で開始します(128選手のトーナメント表はこちら)がトーナメント表が長くなって見づらいのでここではベスト32までの日本選手と中国選手および上位選手に絞って見ていきます。

森薗政崇と吉村和弘は本戦シードの64位までには入っていますがベスト32までには入っていないため下のトーナメント表には含まれていません(64位までのシード順の表はこちらを参照)。

 シード順 選手
1 樊振東(中国)
 2 許昕(中国)
 3林高遠(中国)
 4張本智和
 5 ボル(ドイツ)
 6 李尚洙(韓国)
7
 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
 8 丹羽孝希
 9 梁靖崑(中国)
 11馬龍(中国)
 12 オフチャロフ(ドイツ)
 13 水谷隼
 38 森薗政崇
 42 吉村和弘
世界卓球男子シングルスの組み合わせ(ベスト32)
男子シングルスの組み合わせ(ベスト32)*クリックすると大きな図が表示されます

組み合わせの決め方」の説明に従うと、上の図のように第1シードと第2シードはトーナメント表の最初(1枠)と最後(128枠)のどちらかに抽選で入り、第3シードと第4シードは半分の山の第1シードまたは第2シードの反対側の端(64枠と65枠)に抽選で入ります。

つまり、1枠と2枠には中国の樊振東(ファン・ジェンドン)か許昕(シュ・シン)が入り、64枠と65枠には張本智和か中国の林高遠(リン・ガオユエン)が入ります。この4選手は半分の山の端と端に入るわけです。つまり、この4選手は準決勝で始めて顔を合わせることになります。


次に、第5~8シードの選手が4分の1の山での第1~4シードの選手の反対側の端に抽選で入ります。第5~8シードの選手は、シード順にドイツのボル、韓国の李尚洙、ブラジルのカルデラノ丹羽孝希の4選手です。これらの選手同士は準決勝で初めて当たることになり、第1~4シードの選手とは準々決勝で初めて当たることになります。


次に、第9~16シードの選手が、8分の1の山(16選手の山)で第1~8シードの選手と反対の端に入ります。つまり、第9~16シードの選手が最初に第1~8シードの選手と当たるのは4回戦以降ということになります。ちなみに、第9~16シードの選手同士が当たるのは準々決勝以降です。第9~16シードには上のシード選手の表に上げた中国の馬龍梁靖崑(リャン・ジンクン)、ドイツのオフチャロフ、それに水谷隼も含まれます。第1~8枠の選手にとっても、どの選手が同じ4分の1の山に来るかによって、最低準々決勝通過が必要なメダルへの道がさらに厳しくなるかどうかが決まります。また、第9~16シードには韓国の張禹珍(ジャン・ウジン)やイングランドのピッチフォードもいます。


第17~32シードの選手は16分の1の山(8選手の山)で第1~16シードの選手の反対の端に入りますが、森薗政崇吉村和弘などの第33~64シードの選手は上のトーナメント表にはありませんがもう1つ小さい32分の1の山(4選手の山)で第1~32シードの選手の反対側に入ります(128枠のトーナメント表を参照)。つまり、予選通過の選手と1回戦で対戦した後、2回戦で第1~32シードの選手と当たるわけです。つまり、森薗政崇や吉村和弘は2回戦で馬龍や樊振東と対戦する可能性があるわけです。また、同じ国同士の選手が対戦しないように考慮されるのは1回戦のみなので2回戦で水谷隼、丹羽孝希、張本智和隼などと対戦する可能性ももちろんあります。


決勝トーナメント(本戦)シードの第64シードまでのリストを見て、興味のある選手の位置がどうなりそうかを予測してみてください。